一言コメント:
この本は私が一番最初に読んだ有川浩さんの本で、私にとっても有川作品の原点といえます。
謎の『塩害』によって平穏を失った世界で暮らす人々を鮮やかに描いたこの一冊。人間の弱さと強さの両方を感じることのできる本です。
文庫版とは違い、より本来の応募原稿に近い形に改稿され、また番外編の短編も追加されているので、既に文庫版を読んでいる人にもお薦めです。そうじゃない人も、是非読んでみてください。
塩の街
有川浩・著
2007/6/30 出版 メディアワークス
『街中に立ち並び風化していく塩の柱は、
もはや何の変哲もないただの景色だ。』
原因不明の『塩害』によって崩壊しつつある社会。
塩の柱が立ち並ぶ東京で暮らす二人は、塩害によって変わってしまった人々を、世界を、目の当たりにする。
塩に包まれ、心を失くした世界の中で、二人の道は少しずつその行き先を示そうとしていた――。
第10回電撃小説大賞<大賞>受賞作である『自衛隊三部作』の原点が本編大幅改稿、番外編4編を加えて再登場。


